点字名刺プロジェクト 




2020年10月1日 ~ 10月31日の作業日誌



2020年10月15日の作業風景


作業日誌をご覧くださり、誠にありがとうございます。上記の写真は10月15日に撮影したものでございます。


ココロスキップ(福祉施設)では83歳の視覚障がい者も、お客様の幸せを願いながら、1枚、1枚、ココロを込めて点字刻印の作業を行っております。


お客様からのご注文のおかげで、成り立つプロジェクトでございますので、全国からのココロ温まるご注文に感謝を申し上げます。


現在、視覚障がい者は10名。精神障がい者と知的障がい者が40名。合計50名のスタッフで、点字名刺プロジェクトの活動を行っております。点字の刻印作業は視覚障がい者が。その見守りや梱包作業。メール業務などを知的障がい者や精神障がい者が行っております。


世界的に視覚障がい者のお仕事は限られております。


そこで、点字名刺を視覚障がい者の新たなお仕事として普及をさせ、世界へと発展できるなら。日本の文化として点字名刺を社会に普及をさせたいと思っております。


点字名刺プロジェクトをどうぞよろしくお願い致します。



運営者の独り言
お仕事中、眠ってしまった利用者がおりました。ほかの施設でしたら、「何寝ているんだ!」となりますが、私どもはありのままの姿を肯定するところからはじまりますので、「それでOK。眠ってもいいですよ」となります。みんなが求めているのは承認です。


承認を繰り返すと、自分の個性を受け入れることができ、そこから自立心へと育まれるのではないかと考えています。遅刻してもオールOK。OKを繰り返すと、自分の中に存在する何かが目覚める様な気がします。


「遅くてもいいので、事故だけは気を付けてくださいね」という感じです。「何眠っているんだ!」・「何遅刻しているんだ!」では訓練になりません。他人が変えるのではなく、自分の意思で変わって頂くのが本当の訓練だと思っています。


全てOK,オールOKです。