点字名刺プロジェクト |
2019年2月1日 ~ 2月28日の作業日誌
江島杉山神社(杉山さんの点字の石碑)
作業日誌をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
点字名刺プロジェクトを立ち上げた際、ある想いが沸き上がってきました。視覚障がい者のお仕事が限られているので、視覚障がい者が社会にあわせようとしても、どうしても限界が存在する。
「視覚障がい者が社会に合わせるのではなく、社会が視覚障がい者にあわせて頂ければ・・・」 このような気持ちから、2007年に点字名刺プロジェクトを立ち上げる事となりました。
実は江戸時代、社会が視覚障がい者に合わせる仕組みを作った人物が存在するのです。
視覚障がい者の方が鍼や按摩で働くことができるのは、杉山和一という盲人が、視覚障がい者に対して学校を立ち上げた事が大きく影響しています。鍼を刺すのは痛いイメージがありますが、杉山さんは管に鍼を入れ、「トントン」と入れる手法(管鍼法)を考案した人物です。(痛みがほとんど伴いません)
この技術を盲人たちに伝えることで、杉山さんの作った視覚障がい者の働ける仕組みが、300年以上経過した今でもなお、影響を与えているのです。
私どもも障がい者の方が長きにわたり、安心して働ける仕組みを作っていきたいです。応援、よろしくお願いいたします。
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