点字名刺プロジェクト 



2015年5月12日・13日・14日・15日の作業日誌


5月14日の作業風景です

作業日誌をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
前回、更新させて頂いた5月8日の作業の後、12日・13日・14日・15日と点字を刻印させて頂きました。


上の画像は5月14日の作業風景です。


点字名刺プロジェクトを実行に移したのは2007年3月からでした。当時、視覚障がい者の知り合いがおりませんでしたので、同じ埼玉県越谷市にある視覚障がい者施設(現在のNPO法人ひかりの森)に行き、歩行訓練のボランティアを半年間行いました。


そこで信頼関係を築かせて頂き、「みんなで一緒に点字名刺をやりませんか?機械購入などの必要経費は、すべて私どもが引き受けます」と申し出て、2007年9月から活動を開始させて頂きました。



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当時、点字名刺がほとんど流通していなかった時代でしたので、ご理解をして頂ける方もほとんどおりませんでした。 床屋さんやパン屋さんなら、初めから皆さんご存知です。 しかし、点字名刺屋さんといっても、皆さんピンと閃きません。


「人」・「もの」・「お金」がない中で、限りなく0にちかいものを広めていく。 今思えば、物凄い無謀な事をしていたんだな。と驚くばかりでございます。(深く考えずに行動をしておりました)


しかし、点字名刺プロジェクトを立ち上げた当時、まったく知らなかった福祉用語。ユニバーサルデザイン(障害などの有無に関係なく、みんなが利用できるもの)の考えが浸透し始めると、少しずつではございますが、点字名刺の存在が世に出回るようになりました。


これも、点字名刺の存在すら知られていない状況の仲、勇気をもって利用して頂いている。そんな、お客様のお蔭だと思っておりまして、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


そして、お名刺に点字を刻印しているのは、視覚障がい者の皆様です。この作業、視覚障がい者のお仕事になっているのです。 2020年にオリンピックが日本で開催されます。それまでに点字名刺が日本中に普及をし、「日本は障がい者と共存して生活してるんです!」 そんなメッセージを世界にアピールしたいと思っています。 点字名刺プロジェクトを、どうぞよろしくお願いいたします。





16日、横浜で開催されたパラトライアスロンを観戦しました。朝早く(6時55分のスタート)にもかかわらず、観客が多いのにびっくりです。パラトライアスロンは、リオの 五輪大会(2016年)から正式競技になりました。


はじめて観戦したこの競技。ゴール地点で応援をしていると、次第に感動を覚えます。過酷なスポーツとして知られているトライアスロン。苦しいのにもかかわらず、その苦しさをも超越した表情でフィニッシュを迎える選手の姿。


人は、苦しみを乗り越えようとする人を、応援したくなる性質があるのではないか?そして、応援する気持ちが強くなると、感動を覚えるものだと思いました。


チャレンジする事の大切さ。
パラトライアスロンは、そんな気持ちにさせられる競技でした。



視覚障害のトライアスリート!パラトライアスロンの山田敦子選手です(リオを目指して頑張ってます)


点字名刺プロジェクトでは、今年の1月から、山田敦子選手を応援させて頂いております。視覚に障害がありますと、どうしてもチャレンジする事を諦めてしまいがちになってしまいます。


山田敦子選手のチャレンジ精神が、一人でも多くの方に伝われば・・・。そして、パラトライアスロンの知名度が、少しでも高まることを願っています。