点字名刺プロジェクト



2014年10月24日・28日・31日・11月2日の作業日誌


11月2日の作業風景です。

作業日誌をご覧いただきまして誠にありがとうございます。


前回、更新させて頂いた10月22日の後、24日・28日・31日。そして、本日の11月2日と作業を行う事ができました。


点字名刺プロジェクトは、お客様のお名刺に視覚障がい者の方が点字を刻印するサービスでございます。


「視覚障がい者のお仕事を作りたい。」


そんな気持ちで運営をさせて頂いております。視覚障がい者のお仕事といえば、鍼・灸・按摩が主流です。 しかし、これらは江戸時代から続いている産業で、近年、視覚障がい者以外の参入が目立ち、困難に直面している所でございます。


21世紀となり、視覚障がい者の新たなお仕事を作った方がいいのではないか?視覚に障害がある人が、点字を刻印するからこそ価値が生まれるアイテムを。点字名刺を視覚障がい者の専売特許にしていければと考えております。


さらに注文が増えていけば、様々な障がい者の雇用作りを実現したいと思っています。


例えば、作業の見守り担当に精神障がい者の方々が、
梱包担当は知的障がい者の皆様に。


ナルコレプシー(睡眠障害)の方には、いつでも寝れるようにお布団を用意して、性同一性障害の方は自由な服装でお仕事をして頂く。


そんな、理想郷を作っていければと思っております。


まだまだ時間がかかりそうですが、お客様と一緒になって障がい者のお仕事を作りたいです。ご注文ありがとうございました。





11月1日から3日間、東京都墨田区で視覚障害者向け総合イベント、サイトワールドが行われております。(錦糸町駅の前にあるマルイの中です)





出店している団体は約50!
ほとんど法人で占められています。


しかし、唯一、個人の名前を掲げて出店している方がおりました。
濱田隆史さんという方です。


視覚障がい者とと一緒に楽しめる音ゲーです。 (同じ音のツボを当てるゲーム)



手前にあるのは点字名刺でした


取材をさせて頂いて感動したのは、自閉症の方などが集まっている施設で制作をしている点でした。つまり、障がい者の方のお仕事になっていたのです。 → アラビアの壺




上の画像に注目です。これは一体なんだろう?
実は視覚障がい者向けの辞書だったのです。ピンクの○を囲ったところに、指点字で入力すると、調べた内容が紫の○の所に浮かび上がってくるのです。


例えば、「点字」と打ち込めば、「紙面に突起した点を一定の方式で組み合わせて表した盲人用の一種の表音文字」という点字が、紫の○の場所に出てくるのですね。


値段が凄く安く、視覚障がい者の方は25,000円で購入できるとの事でした。「何でこんなに安いのですか?」と尋ねると、ボランティアグループの代表は、「ボランティアで活動しているので安い価格で提供できる」とおっしゃっておりました。


志がたくさん集まっているサイトワールドは、3日まで開催されています。入場は無料です。