点字名刺プロジェクト 



2017年8月21日 ~ 8月31日の作業日誌



作業日誌をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

2017年8月22日、とあるお客様からお声を掛けて頂きまして、
施設長の大政マミが、点字名刺と福祉資本主義のご説明を、皆様の前で
させて頂く機会を作っていただきました。


場所は埼玉県志木市です。


「障がい者の方に対して、高い工賃をお支払いするためにはどうすればいいのか?」


私どもは福祉資本主義という造語を使うことで、工賃を高めていきたいと考えております。


現在の障がい者就労の考え方


現在の障がい者就労のあり方は、資本主義の枠組みの中に、障がい者が入り込む。そのような構造で成り立っております。


しかし、これでは障害がある人とない人が、同じ土俵でお仕事をすることになりますので、
効率面や能率面で劣ってしまうため、いつまでたっても工賃があがりません。


そこで・・・





既存の資本主義とは別に、新たな枠組みを作ることで、障がい者が働ける環境を作ることはできないだろうか?と考えました。


障がい者が既存のお仕事にあわせるのではなく、障がい者にあわせたお仕事を。これが福祉資本主義の根本理念となっています。


例えば、障害のない人がお客様のお名刺に点字を刻印した所で、
なんの価値も生まれません。
障がい者がお仕事に携わるからこそ、価値が生まれているのです。


障害を短所ではなく武器にする。
このようなニュアンスのことを語らせて頂きました。


私ども、力がまったくございませんので、福祉資本主義の考え方を、社会全体に根ざすことはできないと思います。


しかし、出来る範囲の中で、障がい者の方が幸せに、そして所得を高める活動を継続していければと考えております。


ご依頼、誠にありがとうございました。